2009年12月5日土曜日

Q & A  ~音 聞けません~




・ハンドル名  ドレミファ
・性 別     男性
・年 代     40代
・相談内容

こんにちは。 タンゴをはじめて だいぶたつのですが、正直言ってどれを聞いても
同じ曲のように聞こえてしまいます。

それこそ、先日こちらで書かれていた
「この曲知らない、あ この曲も知らない、知ってるかもしれない? 
ってゆーか この曲さっきもかかった気がする」なんて状態です。

やはり、それではお話しにならないのでしょうか?

音楽をせめて聞き分けられるようにならなければ、踊れるようにはなりませんか?

ステップはもう結構色々習ったのですが・・・
忘れてしまうことも多いので、自分では成長している気がしないのです。
そこで、先日の記事を読み、原因は音楽にあるのかもしれない、と思い至りましたが
具体的にどのようにしたらいいかわかりません。





ドレミファさん。こんにちは。
いつも読んで下さってどうもありがとうございます。

おそらく、ドレミファさんがよく耳にしているタンゴは「トラディショナル」なもの
なのでしょうね。

トラディショナルなタンゴは、どれも同じに聞こえる とゆーのは
とてもよくわかる気がします。


一方、ショータンゴで使われるような曲などはドラマティックなものが多いので
曲の特徴も強く、起伏が激しかったりするので
そーいうのであれば覚えやいのでしょうけどね。


ただ、曲自体がドラマティックだと、即興で動くサロンタンゴでは踊りづらいもの
なのですよ。。。
なんつーの? 曲に負けちゃう っつーの?


私もタンゴを始めたばかりの頃は
古いタンゴは全部演歌に聞こえたし、
退屈だと感じましたよ。


でも単調な曲ほど、相手と理解しあって、共有しやすいものです。
相手は赤の他人なのですから。

共有できる要素、
たとえばリズム なんかがあったほうがリードも伝わりやすくなります。





ドレミファさんが どんな風にタンゴを踊っていきたいのか、にもよりますが
やはりミロンガで、女性を誘って楽しく踊れるようになりたい というのであれば
曲を聞き、曲に合わせて踊ることを意識していかないと

きっと 近いうちタンゴに飽きてしまうと思いますよ。


せっかく色々なステップも習って、練習してきたのですから
ここはひとつ頑張って、音楽に向き合うことをされてみてはいかがでしょう?
通らねばならない道なのだ、と言い聞かせて。


その方法例ですが・・

レッスンのときなどに、どれも同じに聞こえるけど どれでもいいから1曲をさし
先生に楽団名を尋ねておく。

ア)その楽団名でYouTubeで検索をかけ、その楽団で踊られている曲を
あれこれ見てみる。


イ)いくつか見た中で、あなたなりに もっとも音楽に合った踊りをしていると
感じられるダンサーをピックアップ。


ウ)そのダンサーが踊っている、他の楽団をチェック。



また ア)から繰り返すうちに、楽団によって
特徴があることなんかを発見できるようになる   はず。


気をつけたいのは You Tubeをウロウロしているうちに、あっちこっち飛んじゃうと
結局「やっぱどれも同じに聞こえる・・・」ということになりかねないので、
ちゃんと目的をもって見ること。


ただ音楽を聴くよりは、動きのあるものを見ながら というほうが
興味をもつモチベーションも保たれるのでは?



2つ3つ覚えたら タンゴ仲間に
「俺 OOって楽団すきなんだよね~」なんて言って
ほんのちょっぴし うんちくも疲労しましょう。
「バンドネオンが特にいいんだよね~」とかなんとか・・・

嫌われない程度に ほんのちょっぴしでいいです。


自分の口から楽団名を出すことで、ますます記憶され、その楽団が特別なものになり
できれば、その楽団の代表曲なんかも勉強して
口に出しときましょう。


レッスンかミロンガで、その楽団、その曲がかかったときは
「ああ、これなら知ってる」となり
とりあえず それだけは他の曲と違うということがハッキリします。

それをほんのちょっとずつ地道に繰り返すのです。


ミュージカリティのある踊りは、今まで音楽に興味がなかった人が
ある日突然、バッチリ音に合った踊りができるようになる なんて夢のようなことは
ありえません。

地道にステップの練習をするのと、まったく等しく
地道に音楽のお勉強もしてゆきましょう。

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