2009年9月9日水曜日

タンゴ関白宣言?!

アルゼンチンの男の人はみんな 優しくて「そのピアス可愛いね」とか
「お先にどうぞ」とか なんせ物腰がスマートなもんだから

いちいち

かっけえーなー .....ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪ 

なんて思ったりして

ブエノスで会う 女性に 

「いいよね~ アルゼンチン人はさあ~ レディファーストがコナレちゃっててさあ~ 」

なんて言ったりしてた。




するとアルゼンチン人の女性達は口を揃えて

「そんなことないよ!アルゼンチン男はねー 結婚したら途端に超亭主関白なんだよ」と言う。

(↑亭主関白をスペイン語でどんなふうに言ってたかは忘れたけど(・Θ・;)


「ええ~っ? そうなのお~~っ?? 嘘だあ~~っ」と驚いた私。


でも、まあ・・・・今ならわからなくもないな フッ ( ̄‥ ̄) = =3




確かに むこうのお友達とかみてると、奥さん達すっごく旦那さんに気を使ってるというか
とにかく「オトーチャンが一番」って感じが

ちょっと昭和の日本っぽいな なんて思うこともある。






ところで タンゴ。


タンゴは男性がレディファーストよろしく スマートにかっちょよくリード(エスコート)して

くれるもん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だよ  ねえ??( ・◇・)?(・◇・ )



これホンマ??




あたし タンゴ始めたころは もうずっと そーいうもんだ って思ってて
なんちゅーか ヨーロッパ っぽい っちゅーか

そーいう感じに憧れてたけど


ま  当たり前だけど そんなに夢みたいなことばっかじゃ ない よね なんて思う。


タンゴの踊り方にも 本当に色々あって

その色々 はまた今度書くっけども



サロンタンゴでも 


昔からあるもの  とか 伝統的である  とか こだわりのスタイル とかとか

何かと「固執する踊り方」(考え方?)をする人ほど、

結構 「俺様タンゴ」になってたりすんだよねーε- ( ̄、 ̄A)


なーんて  ブエノスの古くからある トラディショナル・ミロンガなんかに

行くたびに 毎回がっかりすることが しばしば・・・・・。



そのトラディショナルなスタイルの先生のレッスンを受けたとき


~~ そのときは、たまたまちょうどよくレッスンが始まったから 
いーやコレ受けてみよーっと くらいに
軽く 時間つぶしくらいの気持ちで参加したんだけど、
その先生のスタイルも何も情報を得てなかったし ~~~~

まー とにかく 腕の高さはこのくらいじゃなきゃ だめ

こーいうふうに組んだほうがいい 胸はこっちに向けて と

断定的に指示されて驚いた。




これこれこーいうわけで この腕の高さのほうがリードがわかりやすい とか
そーいう教え方してくれるなら 理解しようと努めるのに・・・・・





なんでもいーじゃん あたしの好きで (=`(∞)´=) ブーブー!!  となってしまう。





がっかりするどころか、意地悪だなー君ら とすら感じることもしばしば。


トラディショナルを愛し、伝統を伝えてゆくことは美しいが

余所者は排除し、新しいことや冒険は認めない というのは なんか


ちっちぇえーなー  という気がしてしまう。



ちなみに 以前 そーいうトラディショナルなミロンガに行き、
余所者の私達はフロアの円の流れにすら入れてもらえなかった (ノ゚ρ゚)ノ

おぎりんが何度も何度も 円の流れに入ろうとするも 入るんじゃねーよ という
光線がビュンビュン飛び交い、踊りにくい円の内側へ追いやられる始末。

なんだあ~? ここお~~っ? って感じ。( ̄Θ ̄;)








最近ときおり どーして先生はヌエボが好きなの?

ヌエボが好きな理由はな~に? のようなことを聞かれる機会がちょいちょいあったので




お答えをするとしたら まあ そーいった経緯もあり

今はヌエボが好きだ というわけです。


たんなる私のもってる印象だけれど ヌエボと呼ばれる 


つまりトラディショナルを応用させることで、発展形をつくっていった過程には

男女がお互いの動きを認め合って、協力し合いながらでなければ生まれなかったこと
だろうと思える。


ヌエボ とか モデルノ というふうに呼ばれているけれど


そのスタイルを好むダンサーたちの共通点が 男女平等であること。


完全に細かなところまですべてリードはするけれど、女性も自分で立ち、自分で踊り、
自分の仕事を任せられている。

依存はありえない。


そーいうところが 好きだな~ と思っている。


ブエノスだって共働きの夫婦が増えてきて
二人が家事なんかも分担したり、といったことは日本と変わりないんだよね。


タンゴって本当にその人の思想そのものだから

この時代の流れの中で男女平等なスタイルがでてくるのは当然のことだと思う。


でもね、本当は踊り方なんて なんだっていーのさ。


どんな踊り方だって 当人同士の気持ち次第なんだよね。 本当はさっ。



トラディショナルには、やはり女の人を守る強い男性と
3歩下がってついて行く大和撫子っぽい女性像があって成り立つ
艶っぽさがある



ヌエボにはそーいった艶はないかわりに自由がある。


って感じなのかな~……?




ケンちゃんが Blogを書くのやめてしまったみたいだけど、最後のほうで

「そうそうそうそうそう!!゚ρ゚)ノ ゚ρ゚)ノ ゚ρ゚)ノ ゚ρ゚)ノ」


激しくうなづきたくなる記事を書いてたな・・・・ コレ



でも 大御所トラディショナルのことも こう書いてた。



私も美しく広い心で踊る ばーさんになりたいなあ~。。。(~´ー`)~ ~(´ー`~)




そういえば・・・

ある他の教室の先生は

「女性は絶対に男性の言うことに従いなさい」と教えてます。 と言ってた。

リードに従いなさい の間違えでは? と思ったが

どーやら本気で「言うことに従え」と教えてるらしく


男性がリードをすることで成り立つのだから、男性の間違え ということは
あり得ないんだ といったよーなことを言っていて

もう目玉が飛び出ちゃうほど びっくりしたことがあった。

女性で すぐに男性のせいにしたり

「あんたがちゃんとリードしないから私が出来ない」みたいな言い方をしてしまったりするのも

そーいう育成を受けていれば、ストレスがたまるから・・・なんとなく納得できるよーに思う。

そのフラストレーションは、自分でやけに早く動いてしまう女性が多いという
相反した現象をつくってることになってるのでは?


立ち方にしたって、完全に男性に女性がもたれかかって
体重を預けて踊ることを教えてる方もいるし


タンゴは本当に様々。

広いな~………




私は、クンパルの生徒さんに「女性も自分で音を感じ、自分でリズムをふみ、

自分でバランスをとりましょう」 と教えているので

彼女達は基本的に自立している。




タンゴ両成敗主義なの






ま いーとして。



先日はモデルノ系プラクティカの動画を紹介したので

トラディショナル系古典ミロンガの紹介を。。。
男らしさ 女らしさ そーいったものを大切にしているところだと思う。

カベセオ(アイコンタクト)も重要視されてるけど

基本的に私は知らない人に そんな風に誘われても照れくさくて恥ずかしくて踊れない(笑)





このミロンガは80%ワンピース 15%スカート 5%パンツ生存者





注)トラディショナルの一例として紹介。
ここを本文中にあるような否定をしてるわけじゃありません。

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