2007年10月12日金曜日

TANGOに思う 11月’07

9月にダンス・ビュウ主宰の「フォーメーション大会」に出た。

本来 社交ダンスのフォーメーションであるが、特別参加で
入れてもらったのだ。
アルゼンチンタンゴの参加は過去に例がなく、クンパルが初めてで
あったらしい。

当たり前である。
別のダンスなんだから。

私達はその ステージを存分に楽しみ、そこへ至るまでの
練習の日々を本当に満喫した。

ともかく とっても とっても楽しかったし、
参加したクンパルメンバーの成長ったら そりゃーもう
すっごーーい上達であったし、
なにより・・・

なにより そのメンバーに生まれた特別な絆を嬉しく思う。


実は私は・・フォーメーション という形に限らず
大切な生徒さんたちに「振付けのタンゴ」を「ナントカ大会」という
ところへ差し出すことには、非常に抵抗があった。

正直に 正直に言えば・・当初 嫌悪していたと言ってもいい。


タンゴというペアダンスは即興の中で、相手を思いやる気持ちや
二人の間にある会話が生まれる、と思っているから

1-2-3-4 ハイ ポーズ

といったことを するのが嫌だったのだ。



でも、彼らは 1-2-3-4 の中でもちゃんと「思いやる心」を
育みながら しかも楽しみ、その達成感の中で
更に即興のサロンダンスに磨きをかけた。

だから出場させてもらって

今では本当によかったと思っている。




私達は「演技部門」というものに出て、何も賞はなかった。

(ブルボン賞という菓子をもらうのは 羨ましかったけど・・)

賞をもらうことを 鼻っから目的にしてなかったので
その「表彰式」というのに並んでても全員 呑気なものであった。


「競技部門」というのに出場していた社交ダンスのチームは
表彰式になると かなり緊迫した面持ちでり、緊張が伝わってきた。

その緊張したチームのひとつに何年も連続で優勝しているチームがあり
当然「今年ももらうぜーー!!」みたいな意気込みであったのは
言うまでもないことだろうと思う。


しかし
彼らは2位だった。



1位になったチームは全員 肩をたたきながら大騒ぎで
大喜びで大変な騒ぎであった。

3位と呼ばれたチームも然りである。
泣きながらの大喜びで、会場も大歓声であった。


2位になった去年まではずっと優勝だったチームは
賞状をもらうときも、賞品をもらうときも誰一人歓声をあげず
喜びの声はなく、むしろ不満で満ちていた。




悲しいな・・・と思った。

3位でこんなに喜ぶ人がいて、2位で不満の人もいる。



それを目標に掲げ、おそらく喧嘩したり色々あって
その日までやってきたのだから・・・残念なのは仕方ないと思う。

わかる。




ダンスって・・・
色々な関り方があるのだな・・・と思った。




1位のチームも 1位のはずが2位になったチームの人も
それぞれのカップルが かけがいのない時間を共有したことで
何か・・「絆」が生まれてればいいな、と思う。

1位とか2位とかの結果ではなく


タンゴって

ペアダンスって

色々な時間を共有することが  とっても大切で
その時間が二人のダンスをつくってゆくものだ、と思う。






来年も出たいね。
そーいうことを「勉強した」だけでも
かなりの めっけもん だから。





クンパルチームの本番前。

幕の中で お兄ちゃんは
「舞台の上で踊ってる時間は 緊張しちゃうと あっという間だよ。
それじゃ もったいないから この時間を長ーく楽しむつもりになろうね」
と生徒さんに声をかけていた。



彼らはきっと 長く長く楽しんだことと思う。